タイヤの交換時期はいつ？4つのチェックポイントを紹介

タイヤがひび割れる3つの原因

タイヤがひび割れる原因は主に3つあります。ここでは、それぞれの原因について紹介していきます。

ゴムの劣化

タイヤのひび割れが発生する最大の原因は、ゴムの劣化です。また、紫外線や雨などに長時間さらされる環境では、劣化は進みやすくなります。

そのため、タイヤの劣化を防ぎたい方は屋根付きのガレージに駐車するようにしましょう。もし屋根付きの駐車場に止めることができない場合は、ボディカバーを被せて対策する方法もあります。

空気圧不足

空気圧が不足しているタイヤで走行し続けると、タイヤにかかる負担が大きくなり、結果として劣化を早めてしまうことになります。

タイヤの空気圧不足は、燃費や走行性能の低下の要因の1つです。そのため、空気圧は日頃からこまめにチェックしておきましょう。

荷重

乗車人数や搭載している荷物が多いと、タイヤに大きな負担がかかります。荷重が大きければ、大きいほど、タイヤが地面により接するため、摩擦や圧力によってひび割れや亀裂が起こりやすくなってしまうのです。

タイヤ交換時期の4つのチェックポイント

タイヤ交換時期がどうかを判断するチェックポイントがあります。ここでは、4つのチェックポイントについて紹介していきます。

【タイヤ交換時期】製造年のチェック

タイヤには消費期限があり、頻繁に使用する車の場合は、3〜4年、適切に保管されている使用頻度の低い車の場合でも、5年を目安に交換することをおすすめします。

製造年はサイドウォールに刻印された4桁の数字で表記されています。最初の2桁が週で、次の2桁が製造年です。例えば、「1912」と表示されていたら、2012年19週目、つまり5月くらいのタイヤということになります。

【タイヤ交換時期】溝・スリップサインのチェック

タイヤの溝には「スリップサイン」と呼ばれる、タイヤの交換時期を知らせてくれる目安の印が存在します。

タイヤにスリップサインが出ていれば溝の深さが1.6mm以下になっていることを示しています。溝の深さは法律で1.6mm以上と決まっており、タイヤの溝が1.6mm以下の状態で走行していると法令違反となり、車検にも通らないので注意しましょう。

ただし、実際にスリップサインが現れる頃には、タイヤの性能はかなり低下しているため、溝の深さが2〜3mm程度になったら交換を検討するようにしましょう。

スタッドレスタイヤの場合は、新品時の溝の深さは10mmで、溝が50%磨耗した段階で交換が必要になります。

【タイヤ交換時期】走行距離をチェック

タイヤは走行時の路面との摩擦で徐々に磨耗していきます。一般的に、5,000km走行すると1mmタイヤが磨耗するといわれています。どのくらい走ると先述したスリップサインが出る1.6mmに到達するのかを計算すると、約32,000kmです。

ただし、走行距離はあくまでも目安なので、定期的に使用年数やタイヤの外観と合わせて交換時期を見極めるようにしましょう。

【タイヤ交換時期】ゴムの劣化やひび割れのチェック

タイヤの原料として使われるゴムは、様々な要素に弱い物質です。具体的には紫外線・水分・酸素・温度変化に反応し、劣化します。そのため、購入から年数が経つと、経年劣化によってタイヤが硬化したり、ひび割れたりします。

ひび割れはタイヤの側面に発生することが多いですが、側面はゴムが薄い部分であり、ひび割れが大きく深くなってしまうとパンクやバーストをする恐れがあるので使用を控えるようにしましょう。ゴムが劣化して硬化してしまったタイヤや、ひび割れ・傷のあるタイヤも速やかに交換することをおすすめします。

まとめ

今回は、タイヤがひび割れる原因とタイヤ交換時期の4つのチェックポイントについて紹介してきました。

タイヤは車にとって重要なパーツのため、日頃からタイヤの状態を確認することが重要です。もし、不具合が見つかった場合は早めに交換するようにしましょう。

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